コエンザイムQ10

CAS番号 303-98-0
分子式 C₅₉H₉₀O₄
分子量 863.3 g/mol
純度 ≥99.5% (HPLC)
外観 黄色〜オレンジ黄色結晶性粉末

製品説明

コエンザイムQ10(ユビキノン)は、ヒトのミトコンドリア内膜に存在する天然の脂溶性キノン補酵素です。電子伝達系において重要な電子キャリアとして機能し、ATP合成を駆動するだけでなく、フリーラジカルを中和し、ビタミンEなどの抗酸化ネットワークを再生する強力な抗酸化作用も有します。その体内レベルは、加齢、心不全、スタチン系薬剤の服用、ミトコンドリア疾患などにより低下することが知られています。

高品質なランダム化比較試験により、慢性心不全患者における標準治療への補助としてのコエンザイムQ10補充(50~300 mg/日)が、全死亡リスクおよび入院リスクを約30%低減することが示されています。また、スタチン関連筋痛症の緩和、片頭痛予防、精子・卵子の酸化障害改善など、幅広い補助的効能が報告されています。

2017年1月16日に設立された青島シグマ化学有限公司は、国際的な総合交通拠点都市である青島に位置し、黄河沿いおよび環太平洋地域の西海岸に位置する国際貿易港および積み替え拠点である青島港に隣接しています。青島シグマ化学有限公司は、精密化学原料の製造・販売に注力しています。チームメンバーは山東大学、中国海洋大学、青島科技大学出身で、化学業界における豊富な経験を有しており、お客様に専門的な化学原料供給サービスを提供することが可能です。

用途・適用例

健康食品・サプリメント

現在の日本市場では、CoQ10の重要な用途の一つが健康食品・サプリメント原料です。

2001年以降、日本では食品への利用が認められ、市場には以下のような製品があります。

  • ソフトカプセル
  • ハードカプセル
  • 錠剤
  • 粉末
  • 顆粒
  • 飲料・ゼリー等
  • CoQ10+ビタミンE
  • CoQ10+ビタミンC
  • CoQ10+α-リポ酸
  • CoQ10+オメガ3などの複合製品

厚生労働省が2006年に公表した資料では、当時すでに日本で1日30~300 mgを推奨量とする健康食品が流通していたことが確認できます。

医薬品

CoQ10は日本では単なる健康食品原料ではなく、明確な医薬品としての歴史があります。

日本薬局方ではユビデカレノン(Ubidecarenone)として収載されており、医薬品としては代謝性強心剤に分類されています。

現在も「ユビデカレノン錠10 mg」などの医薬品が存在し、日本薬局方ユビデカレノンを有効成分として使用しています。

日本の医薬品用途としては、主に、

基礎治療中の軽度~中等度のうっ血性心不全症状

に対する補助的治療が中心です。

厚生労働省の資料では、医薬品としての承認用量は1日30 mgとされています。

したがって、原料供給の観点では、

Food-grade CoQ10 ≠ Pharmaceutical-grade Ubidecarenone

と考える必要があります。

医薬品用途では、純度だけでなく、日本薬局方への適合性、関連物質、確認試験、定量法、製造管理などが重要になります。

化粧品

CoQ10は日本の化粧品分野でも利用されています。

主な用途は、

  • エイジングケア化粧品
  • フェイスクリーム
  • 美容液
  • 乳液
  • 抗酸化を訴求するスキンケア製品

などです。

日本の「化粧品基準」ではユビデカレノンについて配合上限が設定されており、粘膜に使用されない化粧品では、洗い流す製品・洗い流さない製品ともに**100 g中0.03 g(0.03%)**が上限として示されています。

安全性と取り扱い

  • 全般的な安全性 – 非常に忍容性が高く、長期間の高用量投与でも優れた安全性プロファイルを示します。
  • 一般的な副作用(軽度でまれ) – 胃部不快感、吐き気、頭痛、食欲不振、不眠などが報告されています。
  • 重大な薬物相互作用 – ワルファリン(抗凝固薬)との併用は効果を減弱させる可能性があり、INR値の厳重なモニタリングが必要です。降圧薬との併用は血圧低下作用が増強される可能性があります。化学療法との理論的相互作用も考慮し、使用前に腫瘍科医と相談してください。
  • 吸収 – 脂溶性であるため、脂肪を含む食事とともに摂取することで吸収が向上します。
  • 保管 – 光を避け、涼しく乾燥した場所に密閉して保管してください。

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