メキサゾラム

CAS番号 31868-18-5
分子式 C₁₈H₁₆Cl₂N₂O₂
分子量 363.2 g/mol
純度 ≥99.5%
外観 白色結晶性粉末

製品説明

メキサゾラム(C₁₈H₁₆Cl₂N₂O₂)は、精神神経症的特徴の有無にかかわらず、不安障害の短期管理に適応される長時間作用型オキサゾロベンゾジアゼピン系プロドラッグです。1日1~3mg(できれば3回に分けて、高齢者は減量)を経口投与され、主に肝臓のCYP3A4およびCYP2C11で代謝され、活性体となります。この活性体は、比較的穏やかな鎮静、運動失調、精神運動機能障害を伴いながら抗不安作用をもたらします。無作為化二重盲検試験では、全般性不安障害においてアルプラゾラムと同等の有効性が示されており、in vitro試験では、リポフィリックなラクトン型スタチンによって酸化が選択的に阻害される感受性CYP3A4プローブ基質として同定されており、この経路を調節する薬剤との慎重な併用処方の必要性が強調されています。

合成と生産

  • 合成方法: 合成化合物であり、オキサゾラムの塩素化を経て誘導されます。合成の鍵となるステップは、1,4-ベンゾジアゼピン-2-オン前駆体からのオキサゾリジン環の形成です。
  • 製造上の注記: 縮合したオキサゾロ-ベンゾジアゼピンコア構造の形成が含まれます。その類似体の速度論的研究は、酸塩基平衡とオキサゾリジン環の配座安定性(シス/トランス異性体)の重要性を強調しており、これらが化合物の特性に影響を与える可能性があります。

2017年1月16日に設立された青島シグマ化学有限公司は、国際的な総合交通拠点都市である青島に位置し、黄河沿いおよび環太平洋地域の西海岸に位置する国際貿易港および積み替え拠点である青島港に隣接しています。青島シグマ化学有限公司は、精密化学原料の製造・販売に注力しています。チームメンバーは山東大学、中国海洋大学、青島科技大学出身で、化学業界における豊富な経験を有しており、お客様に専門的な化学原料供給サービスを提供することが可能です。

用途・特性

物理化学的特性

  • IUPAC名: 10-クロロ-11b-(2-クロロフェニル)-3-メチル-2,3,5,7-テトラヒドロ-[1,3]オキサゾロ[3,2-d][1,4]ベンゾジアゼピン-6-オン
  • 分子式: C₁₈H₁₆Cl₂N₂O₂
  • 分子量: 363.2 g/mol
  • XLogP3: 3.7(中程度の親油性を示す)
  • 水素結合ドナー数: 1
  • 水素結合アクセプター数: 3
  • 回転可能結合数: 1
  • トポロジカル極性表面積: 41.6 Ų

薬理学的特性

  • 作用機序: GABA-A受容体の陽性アロステリックモジュレーターとしてベンゾジアゼピン受容体に結合。抑制性神経伝達物質GABAの効果を増強し、クロライドイオンの流入増加、ニューロンの過分極、中枢神経系の抑制をもたらします。
  • 重要な特徴: プロドラッグです。親化合物の活性は弱く、速やかに活性代謝物に代謝されます。
  • 活性代謝物: クロロノルジアゼパム(CND)およびクロロキサゼパム。これらが治療効果の原因です。
  • 薬力学的特徴: 活性代謝物クロロノルジアゼパムは、α1サブユニット(鎮静作用と関連)を含むものよりも、α2および/またはα3サブユニット(抗不安作用と関連)を含むGABA-A受容体に対してサブユニット選択性を示します。これが、アルプラゾラムやブロマゼパムなどの他のベンゾジアゼピンと比較して、鎮静作用が少なく有効性が高いという臨床プロファイルを説明する可能性があります。

薬物動態学的特性

  • 吸収: 経口投与後、未変化の親薬物は血中で検出されません。活性代謝物クロロノルジアゼパムは1~2時間でピーク濃度に達します。
  • 代謝: 主に肝臓でCYP3A4経路を介して代謝されます。ベンゾジアゼピン型経路(活性代謝物を生成)とベンゾフェノン型経路(不活性代謝物を生成)の2つの主要な代謝経路があります。
  • 分布: 活性代謝物は血漿中で90%以上がタンパク結合。二コンパートメントモデルに従います。
  • 半減期: 二相性の消失。親薬物の半減期は短いですが、活性代謝物は長時間作用型です。初期半減期:約1.4時間、終末半減期:約76時間。
  • 排泄: 主に胆汁および糞便中に排泄。10%未満が代謝物として尿中に排泄されます。投与量の50%以上が代謝物クロロキサゼパムとして排泄されます。

主な用途

  • 主な医療用途: 精神神経症的状態の有無にかかわらず、不安障害の管理。心身症に伴う不安にも使用。
  • その他の用途: 不安に関連する不眠症や不定愁訴の治療。無力感、頭痛、過敏症、落ち着きのなさ、動悸、胸部圧迫感などの身体的不安症状の緩和。
  • 治療上の役割: 依存症などのリスクを最小限にするため、第一選択の長期治療ではなく、第二選択または短期治療オプションと見なされています。臨床研究では、ブロマゼパムやオキサゾラムよりも有効であり、アルプラゾラムと少なくとも同等の有効性が示されています。

安全性と取り扱い

1. 副作用

  • 一般的な副作用: 眠気、鎮静、めまい、筋力低下、運動失調、頭痛、口渇、疲労。
  • あまり一般的でない副作用: 逆説的反応(不安の増大、興奮)、健忘、長期使用による依存。

2. 毒性と過剰摂取

  • 毒性の概要: メキサゾラムのようなベンゾジアゼピンはGABA作動性抑制を増強します。過剰摂取は主に中枢神経系の抑制(眠気、錯乱、昏睡)および呼吸抑制を引き起こします。
  • 急性影響: 症状はその薬理作用の延長です。具体的な致死量に関するデータは、提供された情報には詳細に記載されていません。
  • 過剰摂取の治療: 支持療法(気道確保、輸液、ノルエピネフリンなどの昇圧剤による低血圧治療)。拮抗薬:フルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗薬)は中枢神経抑制を逆転させることができますが、長期ベンゾジアゼピン使用者や発作性疾患の患者など禁忌があり、使用は議論の余地があります。胃洗浄や活性炭は、純粋なベンゾジアゼピン過剰摂取には日常的に推奨されませんが、他の薬物が関与する場合は考慮されることがあります。

3. 薬物相互作用

  • CYP3A4阻害薬: CYP3A4酵素に影響を与える薬剤により代謝が阻害される可能性があります。
  • HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン): ラクトン型(例:シンバスタチン、ロバスタチン)は、酸型(例:プラバスタチン、アトルバスタチン)よりもメキサゾラムの代謝を強く阻害します。プラバスタチンは無視できるほどの阻害しか示しません。
  • 中枢神経抑制薬: アルコール、オピオイド、または他の鎮静薬との併用は、危険な相加的中枢神経抑制を引き起こす可能性があります。
  • タンパク結合: 高いタンパク結合率は、他のタンパク結合率の高い薬剤との相互作用の可能性を示唆しますが、これはあまり一般的ではありません。

4. 警告と注意事項

  • 依存と離脱: 長期使用は耐性、身体依存、および中止時の離脱症状(不安、不眠、震え、発作)を引き起こす可能性があります。治療は可能な限り短期間であるべきです。
  • 高齢者: 転倒や認知機能障害のリスクが増加します。より低い最大1日用量(1.5 mg)が推奨されます。
  • 禁忌: 小児には適応されません。授乳中の母親には推奨されません(乳汁中に排泄)。ヒトでの妊娠中の安全性は確立されていません。
  • 漸減: 突然の中止は避けるべきです。長期使用後は徐々に減量する必要があります。

5. 規制と取り扱い情報

  • 規制物質: 米国を含む多くの国で、類似法に基づくスケジュールIV規制物質と見なされ、乱用および依存の可能性を示します。
  • 発がん性: IARCにより「ヒトに対する発がん性の兆候なし」に分類されています。
  • 粉塵の発生を抑え、換気の良い場所で取り扱ってください。
  • 密閉容器に保管し、吸湿・光を避け冷暗所で保存してください。
  • 緊急時は医師の診断を受け、安全データシート(SDS)を参照してください。

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