ポビドンヨード(PVP-I)
CAS番号
25655-41-8
分子式(単位構造)
(C₆H₉NO)ₓ·xI₂
外観
暗赤褐色の粉末
製品説明
ポビドンヨード(PVP-I)は、ポリビニルピロリドン(ポビドン)とヨウ素の複合体(ヨードフォア)で、水溶液中から遊離ヨウ素を徐々に放出し、微生物のタンパク質や酵素などを酸化・変性させて幅広い抗菌スペクトル(細菌・ウイルス・真菌など)を示す外用殺菌消毒剤です。日本薬局方収載でWHO必須医薬品にも掲載され、手術野や創傷・皮膚の消毒、うがい薬(イソジンなど)として口腔・咽頭の消毒に広く用いられ、刺激が比較的弱く持続的な効果が特徴ですが、ヨウ素過敏症の人は禁忌で、甲状腺疾患のある人や大量・長期使用時は吸収に注意が必要です。
2017年1月16日に設立された青島シグマ化学有限公司は、国際的な総合交通拠点都市である青島に位置し、黄河沿いおよび環太平洋地域の西海岸に位置する国際貿易港および積み替え拠点である青島港に隣接しています。青島シグマ化学有限公司は、精密化学原料の製造・販売に注力しています。チームメンバーは山東大学、中国海洋大学、青島科技大学出身で、化学業界における豊富な経験を有しており、お客様に専門的な化学原料供給サービスを提供することが可能です。
用途・特性
ポビドンヨード(PVP-I)の特性
- ポリビニルピロリドン(PVP)とヨ素の複合体で、有効成分として機能する。
- 広い抗ウイルス・抗菌スペクトルを持ち、短時間で高率に病原体を不活化する。
- SARS-CoV-2、インフルエンザウイルス、マウスコロナウイルス、豚インフルエンザウイルスなどに対するin vitro殺ウイルス効果が確認されている。
- 細菌(MRSAを含む)に対する抗菌作用があり、バイオフィルム形成阻害も示す。
- 口腔内や気管内での生菌数を数時間にわたって有意に減少させる。
- チタン製インプラント表面への担持により、抗菌性と骨親和性を両立可能。
- 創傷・褥瘡治療において病原菌に対する有効性と安全性が報告されている。
- 甲状腺への影響など安全性に関する研究も並行して行われている。
- 原薬は主にBASFなど海外企業が供給し、日本ではそれを原料に製剤化される。
日本における主な用途
- 抗ウイルス・消毒用途:市販消毒液・含嗽液として、SARS-CoV-2やインフルエンザなどの不活化・口腔洗浄への応用。軽症COVID-19患者での唾液中PCR陽性頻度低下傾向の観察研究も実施。
- 口腔ケアによる感染予防:特に人工呼吸器関連肺炎(VAP)予防。挿管患者の咽頭貯留液や気管内チューブカフ上の生菌数減少を目的とした塗布・清拭。
- 整形外科領域:ヨード担持チタンインプラントによる人工関節周囲感染(PJI)予防。術中洗浄(希釈PVP-I)の至適条件探索。
- 創傷・褥瘡治療:白糖配合軟膏(ユーパスタなど)による褥瘡・皮膚潰瘍治療。MRSAを含む病原菌への適用。
- 材料・製品開発:不織布への統合(マスク・PPE向け抗インフルエンザ素材)、グラフェンオキシド複合ハイドロゲル、無機抗菌材料・インプラントコーティング。
- 一般医薬品・医療材料:うがい薬、消毒液(10%など)、外用液、ガーグル液、消毒用綿球・綿棒、カートリッジ製剤など。家庭用・臨床用として広く使用(イソジンなどの商品名で1961年以降普及)。
- その他:動物・水産用途の消毒薬。受託製造を含む製薬企業による製剤化(Meiji Seika ファルマ、健栄製薬、吉田製薬、日興製薬、日東メディック、大塚製薬工場、岩城製薬、シオエ製薬、中北薬品、共立製薬など)。
安全性と取り扱い
日本におけるポビドンヨード(PVP-I)の有効性に関する具体的記載はなく、安全性が中心で、ヨウ素過敏症患者は禁忌、甲状腺機能異常・重症熱傷・妊婦・授乳婦・新生児には慎重投与が求められ、重大な副作用としてショック・アナフィラキシーがあり、接触皮膚炎や甲状腺機能異常などの副作用、長時間接触・石けん併用・眼や体腔内使用の回避、うがい薬の適切な希釈と吐き出しなどの適用上の注意が徹底され、製品添付文書を最優先に確認し医師・薬剤師に相談することが推奨されます。